ブラッシングは「キワ」を意識して

  1. キワみがき感覚を意識して歯ブラシを当てる
  2. 横にごしごしせずに細かく振動させるように磨く
  3. 歯ブラシの毛先の硬さに注意(硬すぎますと、歯肉が気持ちよく磨けません)
  4. 歯は360度全周あることに注意して表だけでなく内側も忘れずに
  5. 歯ブラシは消耗品です(最低2か月に1回のペースで取り替えてください)

音波ブラシ(ソニケアー®など)を使うと手で行う歯ブラシよりもプラークコントロールが非常に効果的にできますが、やはりブラシの当て方を間違うと効果がでません。

(よく電動歯ブラシを使っているから安心ですと言っていながら実は拝見するとプラークがかなり残っている方をおみうけします)

際を意識した磨き方が不得意な方には、歯にも歯茎にも両方に適当にあててごしごし磨けるコンセプトで作られた、スイス製のクラプロクスという歯ブラシがおすすめです。これで磨けばただごしごしやるだけで80点のレベルはクリアできます。
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また、歯は全周磨く必要があるので、歯ブラシだけでは当然表側と裏側だけで、歯と歯の間の部分が磨けていないことになります。

歯と歯の間の部分はどうやって磨けばよいのでしょうか。

歯と歯の間はデンタルフロスという糸ようじや、歯間ブラシという特殊な形をした一本の歯ブラシでとれます。次にその使い方をご説明しましょう。

デンタルフロスと歯間ブラシについて

ホルダーについているデンタルフロス

歯と歯の間に弦を弾くようにしてそっと下におろしていきますが、強く一気に降ろしすぎると歯肉を傷つけてしまいますので、注意しながらおこなってください。

下まではいったら、今度は両方の歯の側面に押し付けるようにして、何度か上下させてプラークをとります。

慣れてきたら、通常の巻いてあるフロスを使うと経済的です。

両手の中指か薬指にデンタルフロスを巻き付けておいてから、親指と人差し指で支えてごしごしと歯の間を上下して使います。

いずれのタイプのフロスでも、使う際に少量の歯磨き剤を付けて行うフロッシングが効果的とされています。

歯間ブラシはフロスを使いにくい方や、逆に歯と歯の間がひろくすいてきた方にとっては、お勧めの口腔ケアグッズです。

様々なサイズが出ています。注意点としては無理に大きすぎるものを歯間に入れすぎると歯肉を傷つけてしまいます。

一番小さい(細いサイズ)を使ってみて、ゆるいようでしたら少し大きめのものにするという具合にして使ってみましょう。一番細いのも入らないときには無理に使わないようにしてください。

その場合は、市販では電動の強力な水銃が一瞬にでるエアロフロスという口腔ケアグッズなどが販売されていますのでお試しください。

舌苔(ぜったい)のクリーニング

舌の表面には細かい凹凸がたくさんあります。この表面の隙間にも汚れが徐々に定着してしまうことがよくあります。免疫力が落ちて体の調子が悪い場合にも一時的に多くつくことがあります。

放置しておくと歯周病菌等のすみかとなるので、定期的に専用のブラシでとってあげてください。口臭のある人には特におすすめです。

奥からそっと2,3回表面をなでるようにかきだしてください。強く押し付けすぎますと、舌があとでひりひりしてしまいますのでそっと行ってください。

洗口剤はどのようにして使えばよいか

歯周病は細菌感染症であるために、プラークをどんなに上手にとっても、やはり少しはポケットの中や、奥歯の隅っこに潜んで残っています。

ですので、それを補う効果としては、液体状の殺菌成分の入っている洗口剤を使うことはかなり効果的です。

ただしそのためには、先にプラークを機械的に歯ブラシなどで取り除いておく必要があります。

実は、プラークの表面は細菌が自分たちを守るためにバイオフィルムという強固な透明な被膜をつくっています。

どんなにメーカーが優れた薬効成分の洗口剤を新しく配合したとしても、このバイオフィルムをしっかりと取り除いたうえでないと、成分が浸透できないので効果がだせないのです。

ただし、数ある洗口剤の中で、後述するパーフェクトペリオ(活性化次亜塩素酸水除菌水)だけは唯一このバイオフィルムを溶かしてくれる効果の高い除菌洗口剤の一つといえます。

そのために歯周病の方には特に有効です。(当医院内にてのみ販売しております。有効期限は残念ながら1か月です)

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