私どもの診療において、仮の歯の修正やかみ合わせに時間をかけているのには大きな理由があります。

歯周病や、虫歯などでお口の中でどこかにトラブルが生じた場合、無意識のうちにわれわれはよりかめる位置を求めてかみはじめます。

その期間が短ければあまり問題はおこりにくいのですが、それがある一定時間経つにつれてひずんだ状態が周りの筋肉や靭帯、そして特定の歯牙や歯周組織に影響を及ぼし始めます。

その不安定なかみ合わせの状態でかぶせ物や義歯やインプラントをいれても、いわゆるリハ ビリ期間がなく、結果的に安定した位置でのかみ合わせが得られにくいために、せっかく高いお金をかけて入れたかぶせ物や義歯がいつまでたってもなじまな かったりするわけです。

安定した咀嚼とは一定のリズムがあり、牛のようにワイドなグラインドをさせるような食べ方ではありません。

長期的に、安全なかみ合わせを得られるようにするためにも安定した咀嚼サイクルがなされるような仮の歯の修正や調整が何十キロといった口の中の力のコントロールをすべて決めていくことになります。

仮の歯である程度かめるような調整がなされないで、どうして最終的なものが作れるでしょう。

とっとと新しいものをいれてしまいたいと言った、はやる気持ちはわかりますが、以上の理由で仮の歯の期間は治療を成功に導く上でどうしても必要になっているのです。

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