歯が一本抜歯になってしまった場合にインプラントにはしたくない、両隣のなんでもない歯を全周けずってまでかぶせてブリッジにするのもどうかなぁ…という場合に解決法はあるのでしょうか。
![抜歯後](/wp-content/uploads/2016/06/50caa4652fc9934a3f44a5a3526a8532.jpg)
抜歯後
メリーランドブリッジという聞きなれないかもしれない補綴法ですが、残っている両脇の歯は削りたくないし、インプラントも義歯もちょっと…という方にはとっておきの治療法かもしれません。料金はジルコニアセラミッククラウンをご参照ください。
両脇の歯の表面は一切削らずに裏側のみ少しだけ削ります。最近はジルコニアセラミックスという優れた硬い素材が登場と、接着技法の進化でこれを接着するだけで完了となります。
ジルコニアは基本的に従来の歯科用レジンセメントで接着するためには特殊なプライマーを使わないと規定の接着力が得られなかったのですが、ここ数年の技術革新でジルコニアの表面に一層セラミック層を特殊加工することが技術的に可能になった結果、臨床上全く問題なく使えるようになりました。
![メリーランドブリッジ装着後](/wp-content/uploads/2016/06/16b2893e326900e86160340b482ee305.jpg)
メリーランドブリッジ接着後
どれが自分の歯でどれがそうでない歯かお分かりになりますか?
![装着前のメリーランドブリッジの表側](/wp-content/uploads/2016/06/3417a65bf306806fffb504f9499f0476.jpg)
表からみたメリーランドブリッジ ジルコニアの歯に羽がついた形状をしていて子の羽の部分で両脇の歯と接着できる面積を確保している
![メリーランドブリッジ裏](/wp-content/uploads/2016/06/f42a72435d239ae62492d53de636d6c8.jpg)
裏側から見たところ
![](https://www.lega-dental.com/wp-content/uploads/2019/10/LEGA_020-e1571392396496.jpg)
歯の治療は、一般的な内科治療などと少し違いがあります。それは「同じ箇所の治療でも、やり方がたくさんある」ということ。例えば、1つの虫歯を治すだけでも「治療方法」「使う材料」「制作方法」がたくさんあります。選択を誤ると、思わぬ苦労や想像していなかった悩みを抱えてしまうことも、少なくありません。
当院では、みなさまに安心と満足の生活を得て頂くことを目標に、皆様の立場に立った治療を心がけています。お気軽にお越し下さい。