歯の表面はたくさんの凹凸で構成されています。この面のことを咬合面と呼びます。その凹凸には大きな意味が隠されています。そのカタチと位置は乳歯の生え変わり時期に顎の成長とリンクしながらできあがっていきます。
私たちが食事をするときの咀嚼効率(噛みきる能力)を高めるためには、歯に付けるその咬合面の彫り込みの角度をできるだけ、急傾斜にしたほうが良いのですが、その角度を急にしすぎると、歯を横に動かしたときに歯の干渉を起こしやすくなってしまうので、顎に大きな負担がかかりすぎてしまうといった弊害が起きてしまいます。
逆に、歯につける角度を緩やかにすると、歯を動かしたときは干渉しにくいのですが、歯そのものに対して物を噛み込むたびに、負担過重になってしまい、結果として歯槽膿漏になりやすくなってしまいます。また、噛み合わせ時の定位置が不明瞭になり、それを支える関節の靭帯が緩んでくるといった危険もあります。
ここで考えなければならない重要なことがでてきます。
歯を虫歯や抜歯などで失ったときに、そこの場所に何らかの新しい歯を入れなければならない場合、歯を作る歯科技工士さんは通常それ以外のまわりに残っている歯のカタチを参考にしながら新しい歯を作っていきます。この場合、健康保険の歯のように大量生産で作られてしまうと、その人に特有な顎のカタチの動きに調和した咬合面形態になっていないことが多くなるのです。
その人に備わっている顎の形態とその動きのデータが事前に分かれば、その動きに調和した咬合面形態を作り上げていく際に、勘に頼ってカタチだけ歯に似せて作られた場合に比べ、はるかに機能的な、しかも顎にとって安全な歯を作ることができるのです。
当院は、顎運動解析装置を用いて患者さんの顎の動きをデータ化し、それに基づいて最適な歯を作るシステムを導入しています。安心して物を噛むためにも、ぜひ一度ご相談ください。

臨床上よくわれわれが遭遇する実例から・・・
(詳しい内容は下の項目をクリックしてください。)
(1)前歯が最近出っ歯になってきた感じがする… (前歯が開いてきた感じがする…)
(2)最近、顎の開け閉めをする際、付け根がいたくなってきた…
(3)前歯や奥歯をなおしてから原因不明の頭痛と肩こりに悩まされる…
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