レガデンタルクリニック 〒185-0024    東京都国分寺泉町3-35-1
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診療案内

歯の噛み合わせと咬合面の重要性

歯の表面はたくさんの凹凸で構成されています。この面のことを咬合面と呼びます。その凹凸には大きな意味が隠されています。そのカタチと位置は乳歯の生え変わり時期に顎の成長とリンクしながらできあがっていきます。

私たちが食事をするときの咀嚼効率(噛みきる能力)を高めるためには、歯に付けるその咬合面の彫り込みの角度をできるだけ、急傾斜にしたほうが良いのですが、その角度を急にしすぎると、歯を横に動かしたときに歯の干渉を起こしやすくなってしまうので、顎に大きな負担がかかりすぎてしまうといった弊害が起きてしまいます。
逆に、歯につける角度を緩やかにすると、歯を動かしたときは干渉しにくいのですが、歯そのものに対して物を噛み込むたびに、負担過重になってしまい、結果として歯槽膿漏になりやすくなってしまいます。また、噛み合わせ時の定位置が不明瞭になり、それを支える関節の靭帯が緩んでくるといった危険もあります。

ここで考えなければならない重要なことがでてきます。

歯を虫歯や抜歯などで失ったときに、そこの場所に何らかの新しい歯を入れなければならない場合、歯を作る歯科技工士さんは通常それ以外のまわりに残っている歯のカタチを参考にしながら新しい歯を作っていきます。この場合、健康保険の歯のように大量生産で作られてしまうと、その人に特有な顎のカタチの動きに調和した咬合面形態になっていないことが多くなるのです。

その人に備わっている顎の形態とその動きのデータが事前に分かれば、その動きに調和した咬合面形態を作り上げていく際に、勘に頼ってカタチだけ歯に似せて作られた場合に比べ、はるかに機能的な、しかも顎にとって安全な歯を作ることができるのです。

当院は、顎運動解析装置を用いて患者さんの顎の動きをデータ化し、それに基づいて最適な歯を作るシステムを導入しています。安心して物を噛むためにも、ぜひ一度ご相談ください。

臨床上よくわれわれが遭遇する実例から・・・
(詳しい内容は下の項目をクリックしてください。)

(1)前歯が最近出っ歯になってきた感じがする… (前歯が開いてきた感じがする…)
(2)最近、顎の開け閉めをする際、付け根がいたくなってきた…
(3)前歯や奥歯をなおしてから原因不明の頭痛と肩こりに悩まされる…

 

(1)前歯が最近出っ歯になってきた感じがする… (前歯が開いてきた感じがする…)

このような症状は30歳以降から訴えてこられる方が多くなります。歯の並んでいる全体的な歯列には緩やかなカーブがついているのですが、このカーブのために、それぞれの歯には手前にたおれこんでくる力が噛む度に加わっていきます。(この力のことをアンテリアコンポーネントフォースと呼んでいます)そのために、どのような人でも年をとるにつれて手前への歯の倒れこみ現象が多少ともおこるのは生理的な現象と言えるのですが、問題はそれがあまりに急速に進んできた場合です。

出っ歯出っ歯


原因としては
1. 調和の取れた歯の噛み合わせの面がはしょって作られていたり、前歯の角度がその人の顎の動きの角度に調和していなかった場合
2. 顎位(噛み合せ)の高さの不足や、低すぎる入れ歯や被せ物
3. 口腔周囲筋のアンバランスと突出舌癖(舌を歯の後ろ側に強く押し付けるような癖のこと)や、鼻の疾患に伴う慢性的な口呼吸
4. それに加えて口腔清掃不良による慢性的な歯周病

など、複合的な要因がからむことで症状が表面化してきます。
特に高齢化に伴い、歯の咬耗が進んでいくことで、1の原因のように、表面がつるつるになってきたり、夜間の過度のブラキシズムやくいしばりなどで歯の片べりが起きてくる場合には、早い段階で、前歯の出てきたことを実感されて、それが来院のきっかけとなる場合も多々あります。

このような場合には、放置しておくと、間違いなく、前歯がぐらつきはじめ、近い将来にその部位から抜歯となることが多いようです。
過去にかぶせ物の治療が一貫性をもってされてきていない場合によくみら れます。咬合面を健康保険で作られる歯のように大量生産的に、はしょっ て作られてしまっている場合などは、上下の歯の噛み合ってほしい咬合面 の最低三点のスポットが1点しかあたっていなかったり、ないしはまったくあたっていなかったり、面として接触してしまっている場合がこれに相当します。当時治療をうけられた時に違和感がないので、みなさんに気づかれることがなく、これでいいと思い、たいてい何年も時間がたってから、このような困った現象が出てきてしまします。時間が相当たってから、前歯がひらいてくるといった現象として現れるので患者さんご自身もその時の歯の治療が原因だったなどとは夢にも思われない方が多いようです。
厚生労働省が大量生産で作られた健康保険の歯の形態でよしと判断している限り、こうした現状は健康保険の治療を受けてこられた方の行く末の状態としてなくなることは決してないでしょう。
その方にあった咬合(噛み合わせ)を調和の取れた状態でセットするということはセット物としての歯の形態に技工士さんが時間をかけて注意深く作り上げることと、セットのときに、われわれ医療機関側で患者さんの口腔内において、時間をかけて注意深く調整されて、さらにその後少し使っていただいてからもう一度確認の調整をしてはじめて完成されるものなのです。
健康保険まかせの治療では御自身の歯の長期的は安全は保障されないのだという事実を再認識するときがそろそろ必要になってきたようです。

さて、出ッ歯になってしまった状態を治す方法ははっきりいって健康保険適用ではありません。
まず現状の顎位の検査からはじまります。歯のもともとの位置が悪い場合には、矯正治療をまずしていただき、歯を所定の位置にもっていきます。そのあとに、既存のかぶせ物をすべて撤去して仮の歯をセットして顎位を正常な状態にまで調整していきます。歯並びと噛み合わせが安定したところで、その人それぞれの顎の動きにあわせてしっかりとした咬合面形態がきざみこまれている歯を仮の歯にかわっておきかえていきます。
夜中の歯ぎしりがひどい場合には、ストレスをなるべく体にためこまないように、寝る前に、適度のストレッチング体操や日ごろの運動なども考慮していただくようにしていただきます。ただし、現代社会においてストレスをまったくなくすことは不可能ですので、逆にそういった過酷な状況に耐えられる口腔内の状態を構築することが要求されるわけです。

特定の歯のみ歯槽膿漏になってぐらついてきた場合、これまでのいろいろな医療機関においては単に'あなたの歯の磨き方が悪かったのです'と言って終わりにされてきたようですが、ちょっとよく考えてみてください。全体的に歯槽膿漏がすすんできていて、特にそこの部分だけさらに悪いと言われればそれはわかるのですが、なぜ全体的にはなんでもないのに、そこの特定部分だけ磨きが悪いと言えるのでしょうか?それは診察する側つまり医療機関である我々の側で別の大きな原因、咬合の不調和、を見落としているのです。健康保険でいれた補綴物なら話は別にしても、自費でいい素材を使って高いお金をかけたとしても、形態的に不調和な補綴物を私達はよくみかけます。
つまり、素材はいいものであればそれにこしたことはないのですが、問題は、その人の顎の動きにあった長期的に調和して機能していける形態の補綴物であるか否かと言うことです。
こういったものを作り上げるには、どうしてもその人それぞれの顎の動きを採得したコンピュータデータや、上下顎の顎の骨格形態や顎関節のレントゲン写真、そして、現状に至るまでの既往歴等が必要になってきます。
歯科医はそれらのデータをもとに、全身的なバランスを崩さない調和の取れた噛み合わせの位置を仮の歯で調整していき最終段階にてしっかりとした素材のかぶせ物や義歯にて歯科技工士に依頼をして作ってもらいます。
ここで、最終補綴物を仕上るにあたって、以上の歯科医師側の調整したデータを再現することができる腕のよい歯科技工士さんがどうしても必要になってくるのは当然と言えるでしょう。日本の中小企業の中には世界のトップメーカーの心臓部と呼ばれるパーツをそこでしか作れないレヴェルで立派に作り上げているところがたくさんあります。歯科技工の世界も同じようにそれぞれの歯科技工所の技術レヴェルには残念ながら天と地ほどの差ができてしまっているのが現状です。そうなりますと、歯科医師側のそういった細かいデータを形として再現していくことのできる歯科技工士さんの仕事もかなりシヴィアな仕事と言えるでしょう。そういったコンセプトのある一流の仕事内容に関してはたとえ金やセラミックを使う使わないということは別に考えても健康保険で大量に作り上げられてくるかぶせ物とはまったく比較にならないのは当然と言えるでしょう。


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(2)最近、顎の開け閉めをする際、付け根がいたくなってきた…

顎関節症と一般的によばれている症状です。
顎は通常の人間の関節とは違い、もっとデリケートな構造になっています。
頭の上の骨と下の顎の骨が関節円板とよばれる座布団のような軟骨を介在してできています。顎が動くときにはこの関節円板が顎関節といっしょに、スムースに動いてすべってくれるのですが、もし歯を失ったり、何らかの噛み合わせの悪い状態をそのままにしておくと、この関節への負担が増えて、結果関節円板が元のいい位置でなくなってしまう現象が起きてきます。
初期の段階では何となくあごが鳴るといった状態であったのが、ある日突然口があけにくくなってしまうといった状態にうつってしまうこともあります。

関節円板がずれてしまってごく初期の段階であれば、その状態を徒手整復して元に戻せる確立は高いのですが、それがだいぶ時間がたってからですと、完全には関節円板は元の位置には戻せないことが多いようです。
いずれの場合でも、とりあえず現状を詳しく検査してから、場合によってはスプリントとよばれるプラスティック製の取り外しのきく装置を入れて様子をうかがいながらその反応から、矯正したり、最終的にどのような噛み合わせで長期間安定した状態を維持できるかを考えながら治療を進めていくことになります。
それでうまくいかない場合には、対症療法でしのいでいくことになります。


関節 関節

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(3)前歯や奥歯をなおしてから原因不明の頭痛と肩こりに悩まされる…

顎偏位症、といわれる噛み合わせの不調和からくることがおおいようです
噛み合わせの際に上の顎と下の顎のかみあわせの動きに調和した被せ物(補綴物)がいれられていない場合に、このような現象が起きます。
原因としては、噛み合わせの高さが低くなってしまってそこへ角度のあっていない前歯の角度が下顎を前方へ動くのを邪魔した結果、下顎が後ろへバックしてしまい、顎関節の取り巻きの血管と神経が豊富な部分を圧迫することなどで種々の不定愁訴(頭痛、顎の痛み、目の痛み、等々)を誘発すると考えられております。また顎がずれてしまって、それが原因で首や腰、さらには膝のほうにまで影響が出てしまうこともあります。
いずれの場合にも、現状をよく検査してから、原因となっているかみ合わせの高さに加えて、補綴物や歯の位置異常を修復したり矯正したりして治していくことが必要です。

噛み合せが左右狂ってしまった場合それを補うべくまず首が狂っている噛み合せのほうへ傾いてくるが、体がそれを補うべく同側の肩がもちあがってくる。
そのあとはさらに骨盤が反対側で引き上げられ、それを補うべくひざへ負担がかかってくる。
カイロや整体、オステオパシ―の先生が訪れた患者さんの診断で、足の長さや仙骨、腰のねじれ具合を慎重にみるのはそのためです。


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