値段が違うのは当然ですがそれ以外に一体どこが違うのでしょうか? どのように違うかは具体的な臨床例からお話させていただくのがわかりやすいでしょう。
項目 (1)適合精度 (2)使用金属の質的な問題点 (3)素材の耐久性にかかわる問題点
通常みた目のレヴェルでなく健康保険で作った補綴物と自費診療による補綴物の歯とのつなぎ目の顕微鏡写真を比べてみてください。すべて抜歯後の100倍の顕微鏡写真です。(このページ全ての口腔内写真) 長期的にはこのすき間から2次カリエス(虫歯)になることが多いので、なるべく隙間のない適合のよい材料を使うことが有利となります。金白金加金合金や、セラミックのほうが銀合金、パラジウム合金よりも適合がずっとよいのです。
歯の中にいれた金属の土台は、歯の表面から通じる細い管(象牙細管)を通じて入ってくる水分によって、金属の種類によっては少しずつさびて腐食されていくことになります。 そうすると、さびて溶け出した金属のイオンが歯の細い管のなかに入り込んで、そこで歯をもろくしてしまいます。 それによって根が折れてしまったり、再治療が不可能になり、抜歯せざるをえなくなることがあります。 また歯の土台はかぶせてある冠をはずすのと違い、歯の中に深く入っていますので、はずそうとすると、どうしても根の壁をいためてしまいます。 ですから、できるだけ土台だけでもさびずに長持ちする金属にしておいたほうが、歯の寿命は明らかに延ばすことができるといえます。 また、削る際に飛び散る金属の粉が歯茎の中に入り込むことにより、歯の周辺の歯茎が黒く変色してしまうことがあるなどの、不都合が報告されています。
また最近ではグラスファイバーの繊維と高強度レジンマトリックスとの組み合わせによるファイバーコアポストシステムも登場しております。このシステムの優れた点はファイバーコアポストの屈曲係数が金属製ポストに比べてはるかに象牙質に近似しているところです。歯牙のたわみに応じて屈曲しながら応力の開放を助けるので、歯根破折の可能性が金属のそれに比べてかなり減ることになります。
象牙質の弾性係数=18.6Gpa ファイバーコアポストの弾性係数=29.2Gpa 金属性(チタン)ポストの弾性係数=90.3Gpa
臨床価格1本あたり1万5千円
歯を白くするために使われるレジンの種類が保険で使われている素材ではやわらかすぎるために、長期的にはすりへってきてしまうことがよくあります.
治療は… まず、徹底した歯と歯茎のクリーニングと歯並びの矯正治療を経た後に、適合のいい被せ物をして仕上げるのが一番よい方法です。過去の健康保険の治療によりこのようになってしまった場合、また健康保険の方法で治されても、数年後にはこの状態よりもっとひどくなり、しまいにはさらには抜歯されて、今度は取り外し式の入れ歯がお口の中に広がっていきます。入れ歯になってその違和感に泣くよりもご自身の歯があるうちにその歯をしっかりとした方法で….とお考え下されば幸いです。