 | 第19話 入れ歯になってからあわてないために | |  | | | | | |
入れ歯は歯科用語では義歯とよんでいます。
よく、固定式の差し歯やかぶせ物の歯もまとめて入れ歯と呼ぶ人がいますが、それは誤りで、一般的に取り外し式のものだけを義歯といいます。
義歯にせざるをえない理由は、奥歯に支えることの出来る歯がすでになくなってしまった場合や、あまりに抜けてしまった歯が多い場合などです。
当然固定式ですむうちは固定式のほうがいいにきまっていますが、そういかなくなるまで手を打たなかったために、そのつけがまわってしまい、結果的に突然多数の歯を失い、義歯になってしまわれる方がいます。
粘膜を広くおおってしまうために、その違和感の強さはそれまでの固定式のものの比ではありません。健康保険でも固定式ですんでいた場合はさほど危機感がなかったかたで、歯と歯茎のお手入れを怠ったあまり、歯を失い、義歯になってしまう場合には相当の口腔内の環境の変化に、違和感のある義歯を入れていられない人もかなりいるようです。
私どもが最初に皆様にご提案する治療プランニングは決して安いものばかりではありません。しかしながら、長期的になるべく快適に維持していただけるにはどういった設計がその方にベストであるのかは多くの臨床データからエビデンスに基づいてご提案できます。
治療方針をトップダウンで何通りかご提案するのは、その方の口腔内へのお考えやこだわりの違いといってもいいでしょう。
いつも申し上げているのは治療設計は車と似ています。どの車もみな最低限走ることは出来ますが、いかに快適に長期間安定して乗れるかは車によって全然違いますし、当然値段も違ってきます。安上がりで見栄えもよく長期的に安定している健康保険の治療というのは、残念ながらないのが現状です。
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